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【とらドラ!】高須竜児×逢坂大河 Vol28

966 :ジョン・スミス:2013/01/27(日) 16:14:33.07 ID:WvJ1GBob
「いらっしゃい。寒かった?」
「おう、スゲー寒かった。水溜まりも凍りかけてたぞ」
「うわ! 竜児の頬っぺ冷たい!」

 靴を脱ごうと屈む竜児の頬を両手で挟んだ大河。
 そのまま数回優しくぐにぐにと竜児の頬を引っ張ったり揉んだり。

「いてて、いてぇよ!」
「私の優しい手が痛いわけないでしょ」
「力加減が優しくねぇ」

 お返しと言わんばかりにエコバッグを板の間へ降ろし、竜児はその冷えきった両手で大河の頬をぐにぐにと弄ぶ。

「これが優しい力加減だ」
「うわ、ちょっ、冷たい!」

 予想外に冷えていた手から逃れようと竜児の身体を押し返そうとする大河だが、今日の竜児はなんだか強気である。

「逃がさねぇぞ」
「いや! アホ! 離せぇ!」
「おりゃ! これでどうだ!?」
「ひゃっ!?」

 指先は大河の頬で温まったため、今度は未だ冷えたままである手の甲で首筋を撫で回す竜児。
 突然の予想外の刺激に背筋をピンと反らす大河。
 端から見れば悪魔のような笑みを浮かべた竜児が大河をいじめている構図である。
 もちろん本人としては婚約者との些細なじゃれあいに微笑んでいるだけなのだが。

 しかし、なにやら大河の様子がおかしい。
 いつもならそろそろビンタ☆くらいの反撃にうって出るはずなのだが、黙って俯いている。

「大河……?」

 竜児がその顔を覗きこもうとした途端、大河は顔を上げキッと竜児を睨みつけると涙声ながらに言い放った。

「……く、首はダメなんだから!」

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